産地:イタリア/ピエモンテ(アルタ・ランガD.O.C.G.)
ぶどう品種:シャルドネ 85%/ピノ・ネロ 15%
タイプ:スパークリング白
全て自社ブドウで造られる、いわばフランチャコルタのRM(レコルタン・マニュプラン=自社栽培、自社醸造)。フレッシュで透明感のある薄い藁色。グレープフルーツのようなフルーティなアロマにきめ細かい泡立ち。喉ごしも滑らかです。
【生産者情報】
アジィエンダ・アグリコーラ・フェルゲッティーナ
フランチャコルタを知り尽くした“職人”が自社ブドウのみを使用し匠の技で造り出す、フランチャコルタの最高峰!
フランチャコルタのベテラン職人が自身で立ち上げたワイナリー。
1991年創立と比較的新しいワイナリー。
「ベッラヴィスタ」で18年間、長きに渡り栽培・醸造責任者を務め、その名声を確立した立役者といわれるロベルト・ガッティ氏の情熱の下、わずか5haの畑からスタートしました。
氏の哲学である「エレガンスとフィネス」が最大限に表現された素晴らしい味わいは、創立後間もない時期より評判となり、1997年の「サテン」がガンベロ・ロッソでいきなり最高評価3グラスを獲得(1999年でも再度獲得)。
さらに、「3グラスのフランチャコルタの中で一番素晴らしい」「ベスト・バイ・フランチャコルタ」と評価されるなど、注目を浴びるまでになりました。
自社ブドウ元詰フランチャコルタ(小規模・家族経営ワイナリー)
カ・デル・ボスコ、ベッラビスタなどが他業種からビジネスとしてワイナリーを興し、名声を得たのに対し、地元の人間が興した蔵といえます。全て自分の手の届く範囲でつくりあげます。
わずか5haの畑からスタートしたフェルゲッティーナは、瞬く間に成長を遂げました。フェルゲッティーナは、販売プロモーションやマーケティングはお世辞にも得意とはいえないが、それだけに、“知る人ぞ知る、素晴らしいものをやっと探し当てることができた”という喜びを味あわせてくれる存在感をもちます。大きな会社のような大量生産ではなく、家族で力を合わせて丁寧に造った温かみのあるワインは、世間の人々の心を捉え、大きな宣伝を行ったわけでもないのに、口コミで評判のワインとなりました。
現在はミラノの醸造大学を卒業した娘のラウラさんが醸造だけでなく経営面でのサポートや、ロベルト・ガッティ氏の苦手なプロモーション活動を助けています。
フランチャコルタのベテラン職人。
無口で働き者で、「頑固職人」を絵に描いたような性格。生まれも育ちもフランチャコルタ、そして仕事もフランチャコルタという根っからの地元人。
23歳で、著名なフランチャコルタの生産者「ベッラヴィスタ」で醸造・栽培の責任者に抜擢され、家族でベッラヴィスタに住み込みながら、およそ18年間、その高い品質と名声を築き、そして支えてきた経歴を誇ります。
フランチャコルタ歴は40年を超える長い経験になり、フランチャコルタというワイン自体の、瓶内2次醗酵を始めてからの経験・歴史がそれ程ない頃から、彼は、自身の経験と勘、そして自分の舌を信じてここまできました。自社のワイナリーだけでなく、フランチャコルタ地区の礎を築いたともいえる人物です。
ロベルト・ガッティ氏
働き者の無口な職人、人見知り。ゆえに、ワイナリーも販促物、PRなどマーケティングはあまりうまくないこだわりの生産者といえます。ベッラヴィスタで20年近く、醸造責任者として、家族共々住み込み一手にその名声を支え、彼をなくして今のベッラヴィスタの品質・名声は考えられない程重要な人物。小さな頃からフランチャコルタに関わってきたベテラン職人で、その経歴は40年以上。性格は、職人気質・頑固一徹のおっちゃん。働き者、人見知り、口数が少なく、経歴は人に話したがりません。怒っているのかと思いきや、ただ人と話をすることをしたがらないようで、慣れてくると話しかけてきます。
ロベルト・ガッティ氏曰く「良い年は誰でも良いワインを造ることが出来る。しかし、フェルゲッティーナでは困難といわれるヴィンテージでも、良年に引けをとらない良いワインを造ることができ、それに対して絶対の自信がある。」
フェルゲッティーナの次世代を支える「後継者」
幼い頃よりベッラヴィスタの中で育ち、彼女にとってフランチャコルタは非常に身近なものだったといいます。(天才エノロゴ、ルカ・ダットーマ氏がベッラヴィスタに修行に来ていた時に面識もあったよう。)
ミラノの醸造大学を卒業後は、父の立ち上げたワイナリーであるフェルゲッティーナを手伝い、今やワイナリーの方針、品質管理などは父ロベルト・ガッティ氏とラウラさんが相談して決めるほどにまで成長しました。また無口な父親にかわってマーケティングなどを一手に担っています。人当たりがよく、仕事熱心で真面目な女性です。ラウラさん自身がフェルゲッティーナのワインのように純粋で素直、そして家族愛にあふれた環境で育ったと感じさせてくれます。
フランチャコルタはブレーシア県の19の自治区にまたがる地区で、とても特殊な地域です。幅はおよそ22km、南北に15kmほどの小さな盆地のようなこの地区は、遥か昔、高さが数百mもある大きな氷河がアルプス山脈から徐々にこの地域まで押し寄せ、この土壌を削って生まれました。
その証拠にこの地域は、周囲が氷河で押しのけられた土壌で出来た小高い丘に囲まれており、また地面が削られたことで多様な年代の層が現れ、小さな区画毎で、実に多様で複雑な土質に富んでいます。
この氷河はその後溶けてなくなりましたが、その溶けた水がフランチャコルタ地区のすぐ北にあるイゼオ湖の水となりました。その水深はとても深く、氷河で掘り下げられた結果、一番深いところで約250mもあります。
イゼオ湖がフランチャコルタに与える影響はとても大きく、水深が深いことで水の温度変化が一年を通して少ないがために、アルプス山脈から吹き降ろしてくる冷たい風の温度調節を果たしてくれます。おかげで普通なら寒さでオリーブが育たない北イタリアでも、収穫できており、ブドウ樹にも大きな恩恵をもたらしているのです。
2008年現在、フランチャコルタの製造者は86社、栽培面積は約2,100haで、年間瓶詰めされるワインは約830万本に上ります。
このような特徴的な生産地であるが故に、この地域から外は全くフランチャコルタには向かず、生産範囲を広げることは不可能です。生産量も将来的増える量は限られております。シャンパーニュが年間3億本以上瓶詰めされていることを考えれば、とても小さな生産地域ですが、その分ワインは複雑な土壌により、それぞれが全く異なった味わいをみせ、1つの生産者内でさえも区画により、ワインが異なった顔をみせます。それがフランチャコルタの魅力ともいえます。