【概要】
黒い果実やホワイトペッパーを思わせるスパイシーな香りが感じられ、心地よい酸味と果実感が調和したワインです。このワインは長野県上田市丸子地区の陣場台地にある自社管理畑『椀子ヴィンヤード』のブドウを使用しています。
【テイスティングコメント コメンテーター:チーフ・ワインメーカー 田村 隆幸】
紫がかった濃い色合い。冷涼な地方のシラーの特徴とされるコショウの香りが豊かに感じられ、スミレの花の香り、木イチゴやチェリー、カシスなどのベリー系の果実、ビターチョコレートやヴァニラといった樽由来の香りが複雑に調和します。
豊かな酸を感じた後、きめ細かいタンニンと果実のニュアンスが長い余韻を与えています。(2022年7月)
【ヴィンテージ情報】
肌寒い春の陽気により、萌芽はここ数年で最も遅かったです。5月には一部霜が降りたが被害は少なく、その後の好天により生育は挽回し、開花は平年並みとなりました。その後は梅雨が長く初夏も低温であったため、生育は緩やかであったが、概ね平年並みの時期にヴェレゾンを迎えました。7月末に梅雨が明け、8月は適度な雨により成熟が進み、さらに9月は好天に恵まれ、過去最高の収穫量となりました。
【基本情報】
・【産地】 長野県上田市丸子地区 椀子ヴィンヤード
・【使用品種】シラー 100%
・【栽培方法】垣根式栽培
・【収穫】 10月上旬〜10月中旬収穫
・【発酵】 ステンレスタンクにて25〜30度で約14日間発酵
・【育成】 オーク樽にて約17カ月間育成
・【生産本数】 約5,000本
【MARIKO Vinyard 椀子(マリコ)ヴィンヤードの名前の由来】
椀子(まりこ)皇太子の領地であった歴史に基づいて命名されました。
古代史研究の第一人者である井上光貞博士によれば、六世紀後半、欽明天皇の皇子「椀子皇子」の領地であったため、「椀子」は「丸子」の古代名であるとも言われています。